運用屋です。2023年1月29日-31日、鹿児島宮崎エリアの運用調査を行いに九州エリアへ遠征を行いました。
今回はJALのダイナミックパッケージのお年玉キャンペーンを利用した格安パックを使用いたしました。航空券パックツアーは、往路と復路で異なる空港を利用でき、ホテルも少し離れた地域を利用できるなど、使い方次第では意外と融通が効くもので私は時折使用しております。
さて初日は羽田を朝一にでる便で福岡空港へ、福岡空港から博多駅のバスターミナルに向かい、バスにて人吉インターへとでました。
人吉インターからはタクシーに乗り、目指すはくまがわ鉄道 肥後西村駅です。
くま川鉄道は2020年の令和2年7月豪雨で全線不通となっていましたが、現在は肥後西村駅~湯前駅間で再開し、2025年には残す人吉温泉駅~肥後西村駅間も再開の予定となっております。
くま川鉄道は私の乗り潰しにおける未乗車区間の1つで、一刻も早くくま川鉄道に乗車してみたいという気持ちで今回訪問を決意いたしました。
終点の湯前まで往復しましたが、利用客はツアーで来ている数名と学生、そしてファンが3人程度と非常に寂しい利用率でした。
せめて人吉が鉄道で繋がっていれば、もう少し来訪客は増えるのかもしれません。
現状、人吉温泉駅と肥後西村駅の間の代行バスも休日運休なのですが、その理由も納得です。
さて休止中の人吉駅の周りを一周しまして、再び人吉インターに戻りまして、バスにて鹿児島中央駅を目指しました。
ここからは1日半程、鹿児島中央駅にて817系やキハ200系キハ47系等の運用調査をいたしました。
817系はロングシート車とクロスシート車で運用がわかれておりまして、ロングシート車は元々415系の運用を引き継いだ鹿児島エリア中心の運用で川内~都城の間で活躍をしております。
クロスシート車は宮崎エリアの運用が中心で鹿児島では宮崎直通列車に絡む限定的な活躍となっています。よって鹿児島中央駅に1日いるとロングシート車率が高いようには感じますが、実際はロング車クロス車は半々程度の配置となっております。
運用調査の合間に鹿児島市電の特殊系統にも乗車をしました。
1つは平日朝に4本のみ設定されている、車両基地の出区駅の市立病院から高見馬場を経由し1号系統へ乗り入れ、終点の谷山駅までUの字型に運行する系統です。
もう1つが平日の朝晩に設定されている、谷山方面から鹿児島中央駅を経由して鹿児島駅へ向かう直通系統です。
鹿児島中央駅を経由する路面電車はこの直通を除いて原則郡元駅で折り返し運転を行っておりまして、郡元?谷山方向の分岐を通過できる列車は、この直通系統のみとなっております。
翌々朝まで運用を確認いたしまして、最終日31日は知覧の観光へ向かいました。
知覧は小京都と呼ばれた武家屋敷も立ち並ぶ街ですが、私の目当ては第二次世界大戦における大日本帝国陸軍航空隊の神風特別攻撃隊に関する資料館の知覧特攻平和会館です。
ここは特攻隊員の手紙や遺品がショーケースに並ぶ展示がメインで決して楽しめる場所ではありませんが、私が日本人として一度は訪れておきたい場所でした。10代で日本のために命を落とした若者達の手紙はとても心に響きます。
画像は資料館前に展示されている特攻に使用されていた旧日本陸軍戦闘機「隼」です。
知覧からは喜入駅までバスにのり、喜入から鹿児島中央は指宿のたまて箱に乗車しました。
その後は鹿児島中央からきりしまで宮崎へ、少しだけ運用調査をした後、宮崎ブーゲンビリア空港から航空機にて羽田経由で帰宅いたしました。
九州の運用調査は初めてでしたが、一度調査を始めるととても気になるものでして。
今後もJR九州各線の運用調査をして行けたらと思っております。