東急9020系の解説

2021年7月11日

概要

 9020系は、東急2000系を改造した車両で、5両編成3本が大井町線で活躍している。また、2000系は30両の導入に際し、9020系は15両のみの改造で、余剰となった中間車は、すべて廃車された。この電車の投入により、大井町線から8500系が廃車され、9000系列に統一された。なお、詳しい概要は2000系と同様なので、2000系項を参照のこと。

2000系からの改造点

 東急2000系改め9020系は、外観はクーラーの交換、シングルアームパンタグラフへの交換と増設、VVVF更新程度であまり大きな変化はなかったが、車内は更新前の姿とまるで違う姿となっている。内装は5000系の新4ドア車の車内とほとんどお味しようとなっている。床は従来の5000系の濃い灰色である。さらに、全号車に車いすスペースが設置され、バリアフリー化の向上を図られている。さらに、7人がけ座席部分の真ん中に手すりが増設されているが、こちらは他の手すりとは違い、丸みを帯びていることが大きな特徴である。
 更新後の2000系の編成表は以下のとおりである。15両のみの更新だったため、5両編成3本に組み換えが行われ、大井町線に転用となった。

 この大規模な改造は車両番号へも及び、2000番台ではなく9020番台を名乗った。そのため、形式が9020系と改められた。元々「9000系(田園都市線仕様)」という名目だったため、やっと本来の姿になれたといったところだろう。9020系が初めて出場したとき、特にクーラーの形が鉄道ファンの中で話題になっていた。概要で少しだけ触れているが、9000系と同じクーラーを配置だけ変えて設置したため、メンテナンス性の向上の観点から2つずつにまとめて集約した。これによってあたかもクーラーは2つであるように見えていた。しかし、この更新を機に装置大容量化が行われ9000系の廃品を再利用して4つに分けられて取り付けられた。また、2003編成のみ一時的に大井町線で運用をしたが、すぐに9023編成に改番されている。

編成ごとの差異

9021編成

 2001編成の1、10号車、2002編成の9号車、2003編成の5、6号車から構成される編成。

9022編成

 2002編成の1、3、10号車と2003編成の2、3号車から構成される編成。9021編成と同仕様である。

9023編成

 2002編成の6号車、2003編成の1、8、9、10号車から構成されている。大井町線用帯で2000系を名乗って営業運転をしたことがある唯一の編成である。

おわりに

 いかがでしたでしょうか。大井町線での活躍になり何かとよく目にするようになった9020系です。半分は解体されてしまい、半分は大井町線に転用し、田園都市線時代のように常に車庫で眠っているようなことはなくなりました。車内に至っては全く面影を残していないほど変わっています。大井町線で絶賛大活躍中なので、大井町線に乗ったときは、ぜひ見てみてください。

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TAIKI

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