都営6500形の解説

2023年8月26日

概要

 都営6500形は2022年に都営三田線で登場した通勤電車の新型形式である。登場当初から8両編成を組成しており、東急目黒線、都営三田線では初の8両編成の営業走行歴を持つ。老朽化した6300形の置き換え目的で、三田線の将来の主力電車でもある。JR東日本のE235系を基本とした設計となっており、機器の共通化が図られている。

 車体はアルミニウム合金仕様で、全編成が近畿車輛製である。帯は青色のみで、窓の横に配置されている。デザインも四角をメインとしており、さらにコスト削減に重点を置いているため、前面デザインはまるで殺風景である。 バリアフリー対応にも手が込んであり、各車両に車椅子スペースが設置されている。床材や座席も三田線のコーポレートカラー合わせた青色系統となっており、さらには車内の客用ドアも青色となっている。走行区間は都営三田線、東急目黒線、新横浜線全線で地下鉄南北線、相鉄線には入線しない。

現在では、増備は完了しており、8両編成13本が活躍中で編成表は以下の通りである。

機器類

 走行機器類のうち、台車は(KD324形)を履いている。ライト類も前面の上部にまとめられており、LED方式である。主電動機は三菱電機製のハイブリットSiCが採用されている。補助電源装置は主電動機の隣の号車に設置され、ユニットを組んでいる。冷房装置はJR東日本のE235系を基本とした高性能のものとなっている。パンタグラフはシングルアームパンタグラフを採用している。車内では、ドア上には3画面のLCDが取り付けられている。

登場後の改造

登場後の改造 まだ登場して日が浅いため、大きく改造された部分は存在しないが、2022年度より一部の編成において、子育てスペースというものが取り入れられている。この子育てスペースは2種類の柄あり、ミッフィーときかんしゃトーマスである。場所は3号車と6号車の車端部のみである。

編成ごとの概要

6501編成

6500形のトップナンバー編成である。落成から2年後にデビューした編成である。

6502編成

2番目の編成で、営業運転開始はトップナンバー編成の翌日であった。

6503編成

6501編成と差異は特になく、同形態である。

6504編成

6501編成と差異は特になく、同形態である。

6505編成

6501編成と差異は特になく、同形態である。

6506編成

6501編成と差異は特になく、同形態である。

6507編成

6501編成と差異は特になく、同形態である。

6508編成

6501編成と差異は特になく、同形態である。

6509編成

6501編成と差異は特になく、同形態である。

6510編成

6501編成と差異は特になく、同形態である。

6511編成

6501編成と差異は特になく、同形態である。

6512編成

6501編成と差異は特になく、同形態である。

6513編成

最終編成である。6501編成と差異は特になく、同形態である。この編成の登場により、6300形の初期型車両の置き換えが完了した。

終わりに

 いかがでしたか。今回は東急目黒線でお馴染みの都営三田線の6300形、6500形の車両について書いてみました。都営三田線は開業当初から東武東上線、東急池上線などと直通運転の予定で、そのための設備や駅構造も考慮され作られました。そのため、線路幅も狭軌で、架線集電方式です。最終的にはどちらにも断られ、三田〜西高島平を往復する都営地下鉄の中では唯一狭軌の線路を持ちながらも直通運転をしない珍しい路線でした。しかし、紆余曲折があり、再度東急と契約を結び、30年以上もの歳月を経てようやく念願の直通運転を果たした路線です。現在では東京都から出て神奈川県の横浜市まで駆け抜けています。当初直通予定であった6000形はもう存在しませんが、その後をしっかり受け継いでくれた6300形が今日も明日も走り続けます。

 この6300形は、初期車はもう存在しない電車となってしまいましたが、後期車は6両編成ですが現役です。すでに登場から20年以上も三田線を支え続け、たくさんの乗客を運んできました。しかし年数も経っており、この先長くはないのかなと予想しております。新横浜線が開業し、相鉄線との直通運転が決まっている中、都営車は、保安装置は搭載するものの、直通するかどうかの予定は未定です。8両化の話も現在では消え、今後の予定がさらに不透明になってしまいました。

 登場したばかりの6500形もだんだん三田線の顔となってきてはいますが編成数はさほど多くはなく、6300形の後期車の半分未満です。しかし、現在のところ、東急目黒線系統で地下鉄側の車両において唯一の8両編成を持つ形式となっており、非常に貴重な存在です。6300形、6500形は動きもあまりなく、形式もほぼ統一状態であるため、大きく話題にはならない形式ですが、細かく見ていくと20年以上走っていただけあり、様々な形態や改造点の差異などがたくさん見られる形式でもあります。1番ネタの多かった6300形の初期車は引退済みですが、東急目黒線に乗ると必ずと言っていいほど頻繁に走ってくる都営三田線の電車に乗った際には是非周りを見渡してみてください。

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TAIKI

乗り鉄から模型鉄、撮り鉄、時刻表鉄などなどなんでもやっています。飛行機も鉄道同様に大好きで、それらのことしか頭にない話ネタの尽きない人です。

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