概要
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都営6300形は1993年に6000形の非冷房車の置き換えを目的として登場した形式である。浅草線仕様の5300形とほぼ同年代の登場であることから類似している点が多い。当時の時点で都営三田線は2000年から、東急目黒線に直通することが決まっており、乗り入れ先の車両との規格も合わされていた。また、ワンマン運転のための準備工事もされていた。1次車と2次車が登場したことにより、都営三田線の全列車に冷房が設置された。後に3次車も登場し、全列車が6300形に置き換わったところで目黒線との直通運転を開始した。
車体はJRの209系に合わせた軽量ステンレス車体で前面はFRP整形である。側面には青と赤色の帯が巻かれており、上部にも青帯が巻かれている。未来、ハイテクをイメージした電車になった。また、行先表示器はLED方式となっている。
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2021年度になり、後継車である6500形が運用を開始し、初期車の置き換えが開始されている。現在では6両編成35本が稼働しており編成表は以下の通りである。6301-8は6301編成の8号車を意味するが、この形式は6両編成であるため、-7、-8はそれぞれ5、6号車である。-5、-6が抜けているがこれは、将来8両編成化を視野に入れたためのものである。
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内装
内装は1次車〜2次車である初期車、3次車である後期車とで様々な部分で差があり、後期車は、初期車に比べて比較的E231系に似た内装となっている。化粧板は白色、ドアも白色のものを採用しており、座席は赤系統の温かみのある座席、内装となっている。初期車は車内の一部の車端部に都営地下鉄で数少ないクロスシートが設置されている。
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機器類
主電動機は当時主流であったGTO素子のVVVFインバータを採用した。京急600形の608編成と類似した音を奏でる三菱製の珍しいタイプである。補助電源装置は東芝、東洋、三菱製の3種類のものを採用している。
台車はKD-308型を採用しており、浅草線の5300形と同様のものを履いている。また、初期車においてはワンマン運転の準備工事、後期車においては対応車として登場した。また、パンタグラフは菱形のものを採用しており、全編成で共通である。
車内のドア上の案内装置においては、2段式の案内表示器が1両につき4台ずつ設置されている。また、案内表示器がないドア上にはドアチャイム装置のみが設置されている。
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登場後の改造
2005年以降、初期車をメインに内装の修繕工事が行われた。主に、手すりの増設、ドアの警告テープの貼り付け、床材の交換など、小規模のものが多かった。また、これらは編成によって内容が異なり、警告テープや床材に関しては貼り付けた編成とそうでない編成が存在している。
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この内装更新は2010年以降に後期車でも行われた。後期車では主に仕切り板の大型化、車内照明のLED化が大きな変更点である。大体は初期車と同じメニューである。
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編成ごとの概要
6301編成
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6300形のトップナンバー編成である。
6302編成
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6301編成と同形態である。
6303編成
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6301編成と同形態である。1次車で唯一ドアに黄色い警告テープが貼ってある編成である。
6304編成
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6301編成と同形態である。6500形に置き換えられ、廃車となった。
6305編成
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1次車の最終編成で、6301編成と同形態である。6500形に置き換えられ、廃車となった。
6306編成
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2次車のトップ編成である。この編成からスカートがロングスカートとなっている。6500形に置き換えられ、廃車となった。
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6307編成
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6306編成と同形態である。6500形に置き換えられ、廃車となった。
6308編成
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6306編成と同形態である。2次車でドアに黄色い警告テープが貼ってある数少ない編成である。
6309編成
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6306編成と同形態である。
6310編成
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6306編成と同形態である。2次車でドアに黄色い警告テープが貼ってある数少ない編成である。
6311編成
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6306編成と同形態である。2次車でドアに黄色い警告テープが貼ってある数少ない編成である。
6312編成
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6306編成と同形態である。
6313編成
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初期車の最終編成で6306編成と同形態である。
6314編成
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3次車で1999年から増備されたタイプである。軽量車体とコスト削減を念頭に製造されたため、ドア周りや、電動機器類など、様々な点で変更点がある。
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6315編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6316編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6317編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6318編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6319編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6320編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6321編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6322編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6323編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6324編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6325編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6326編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6327編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6328編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6329編成
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3次車で6314編成と同形態である。
6330編成
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2000年度増備車で3次車である。
6331編成
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6330編成と同形態である。
6332編成
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6330編成と同形態である。
6333編成
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6330編成と同形態である。
6334編成
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6330編成と同形態である。
6335編成
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6330編成と同形態である。
6336編成
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6330編成と同形態である。
6337編成
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3次車で最終編成である。6330編成と同形態である。
終わりに
いかがでしたでしょうか。普段はあまり話題にならない都営三田線ですが、念願だった東急線との直通運転が開始されてから20年ほど経った現在でも6300形が活躍しています。大きな形態差や組み替え歴など複雑な遍歴が存在しないため、全部が同じに見えてしまいますが、よく見て見ると細かな点で様々な差があり、とても面白い形式です。皆さんも都営三田線に乗る際は是非見てみてください。